マカオ、「贅沢な休日」浸透へメディア露出開始
2010年 08月 11日

マカオ観光局は今年から来年に向けてのマーケティング戦略として『贅沢な休日マカオ』を掲げているが、これに合わせ一般消費者向けのPR活動を本格的に開始する。雑誌や新聞、ウェブなど各種媒体を通じた露出を強化し、市場への浸透を進めていく。9月上旬には『贅沢な休日』をテーマにしたメディア向けのファムツアーを実施予定で、早ければ9月中にもメディアでの露出が始まる。
『贅沢な休日マカオ』では、他のデスティネーションより割安に使える各ホテルのスイート・ルーム滞在や、自然の中にあるリゾートホテル滞在、ポルトガル様式の「ポウサダ」と呼ばれる宿泊施設での滞在を提案。マカオ滞在の新しいスタイルとして紹介し、とくにリピーター層の拡大を狙っていく。
ホテルを主体とする旅行商品は下期から各旅行会社が発売を予定しており、商品の市場投入に合わせる形でメディア露出を図り、商品の販売拡大につなげる考えだ。
とくにアラサー/アラフォー世代を主力市場と見据え、これらの世代に対するメディア展開を強化するほか、“二度目のマカオ”として熟年・シニア層への訴求も図る方針。
また、「全国的にマカオの吸引力が強くなっている」(マカオ観光局の府川尚弘氏)として、地方の主要都市での商品造成、および販売拡大にも取り組む。
マカオではホテル数の拡大が続いており、来年初旬にはホテル・オークラを含む大型複合施設「ギャラクシー・マカオ」がコタイ地区にオープンする。エンターテインメントでは、今年9月からシティー・オブ・ドリームズ内の専用シアターで「The House of Dancing Water」の公演がスタート。シルク・ドゥ・ソレイユに並ぶ一大エンターテインメントとして注目されている。
by gotoasia
| 2010-08-11 12:56
| マカオ